緑肥用の麦の種まき

こんにちは。
お米 通販の新潟コシヒカリ農家「内山農産」のスタッフ、チカです。
午前中は良い天気でしたが、午後から雨が降ってきてしまいましたね。
今も音を立てて降りつづけています。
秋の田打ち後の田んぼで、麦の種まきを始めています。
稲作後の麦の種まきですが、二毛作ではありません。
地力をアップさせる、緑肥(りょくひ)目的で蒔きます。
気象変動に耐えうる米作りの技術のひとつとして、初挑戦します。
農家も従来のやり方でただ米を作るのではなく、試行錯誤して、気象やその他の条件に沿った米作りをしていかなくてはならないと思います。
今の時期に蒔いた種は、約ひと月後の11月中旬頃に発芽します。
そのまま雪の下で越冬させ、雪が融けた春、4月下旬頃に、芽が伸びた麦ごと田んぼを耕して、土に鋤き込みます。
緑の肥料、それが緑肥です。
麦の種類はライ麦、品種はハルミドリ。
JAS適合資材で、有機栽培の田んぼにも使える安心資材です。
ライ麦 ハルミドリ
鮮やかなピンク色、これがライ麦の種です。
ぎょっとされるかもしれませんが、鳥害防止のためです。
ライ麦の種
ライ麦の種を動力噴霧器に入れます。
動力噴霧器
満タンの種でずっしりな動噴器を背負う。笑顔で!
笑顔
えっちらおっちら、地道に蒔きます!頑張るぞ!
地道に蒔きます
10アール当たり約6キロ、1ヘクタール(100アール)で60キロの麦を蒔いていきます。
全ての田んぼで蒔くので、大変な量になります。
でもけっしてこの仕事は無駄にはならないので、頑張ります。
さすがに一人では蒔けないので、ヒロトとカオル君とアルバイトの3人で手分けします。
それぞれが動噴器を背負い、赤い筒の先から種が飛んでいきます。
3人で手分け
ピンク色のが種です。土をかぶせたりはせず、このままです。
うまくいけば、ひと月後に芽が出ます。
ピンク色のが種
雨が降ったら種まきは出来ないので、今日の午後、そして明日は中断です。
全量蒔き終わるまで大変ですが、頑張りますね!