江たて(溝切り)開始

こんにちは。
お米 通販の新潟コシヒカリ農家「内山農産」のスタッフ、チカです。

昨日から江たて(えたて)を始めました。

江たては一般的には「溝切り(みぞきり)」と言い、田んぼに溝を作ります。
溝があると田んぼからスムーズに水が抜くことができ、水はけが良くなります。

午前中から某テレビ番組の撮影スタッフの方々が大阪から来られていて、私が田んぼに着いた時にはほとんど撮影は終わっていました。
某テレビ番組の撮影スタッフ

皆さんを見送って・・・社長は引き続き江たて。
社長は江たて

この溝切り機の名前は「田面ライダーV3」(笑)。操作は簡単。クラッチの無いバイクと同じ。
田面ライダーV3操作は簡単

縦横と作った溝は、節子ママが手作業で整え、排水口へと繋げます。
排水口へ繋げます

そもそも、なぜ水田に溝を作るのかといいますと、田んぼの土を乾かす「中干し(なかぼし)」をするためです。
中干しをすることにより、稲の根が土中深く張り、丈夫になります。

中干しの後は、田んぼに水を入れたり、抜いて乾かしたりを繰り返し(「間断灌水(かんだんかんすい)」)、幼穂(穂の赤ちゃん)の形成を活発化させます。
間断灌水は出穂直前まで行います。日数は田んぼを見つつ、これまでの経験から決めます。

ふと足元を見ると、あぜには懐かしいねじり花が1本だけ咲いていました。
ねじり花