星空の記憶

みなさん、こんばんは チカです
昨日はとっても涼しくて、夜は寒いほどでした。
内山家のおじいちゃんたちは毛布と薄掛け布団を被って寝たとか。
みなさんも風邪を引かないように気をつけてくださいね。
昨夜帰宅するとき、夜空に月が出ていました。
そういえば、あいさんが28日に皆既月食があると書いていたな・・・。
内山農産からも見えるでしょうか。写真を撮ってみたいですが、うまくいくかどうか。
よくネイチャーフォトで星の軌跡を写し込んだ綺麗な写真がありますよね。
ああいうのを私も撮ってみたいのですが、教本には、撮影条件として月の無い日とあります。
今は満月が近いので、来月11日の新月まで待った方がいいかもしれません。
それに、星がはっきり綺麗に見えるとこでないとだめですよね。
学生の頃、民俗学のレポートのために、桑取というちょっと山奥に行ったことがあります。

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目的は、桑取の西横山地区の小正月行事を調査することでした。
ちょうどこのとき、泊りがけの見学ツアーが企画されていまして、これに参加したんです。
嫁祝い、オーマラ、鳥追いの3つを見学させてもらいました。
「嫁祝い」とは、西横山地区の家に前年に嫁いだお嫁さんが子宝に恵まれるようにと祈る行事で、子どもたちがその家に行って、歌を歌いながらお嫁さんの頭上で、ヌルデという木で作られた太刀をぶつけ合います。
「オーマラ」とは、西横山地区の「さいのかみ」のことで、「オガラ」という火をつけた麻を持った男性たちが、オーマラ(=さいのかみのやぐら)の周りを回ります。
このとき、火のついたオガラをぐるんぐるん振り回しながら、「オーマラ、オーマラ」と言いながら走るんですよ。真っ暗な中、火の描く軌跡がとても強烈で美しく、楽しかったです。
私はコンパクトフィルムカメラで撮影していたのですが、隣に一眼レフを構えたおじさんがいたのが印象に残っています(笑)。
オーマラが終わり、祝いの酒が振舞われだし、私もおじさん方に一杯注いでいただきました。
ちなみに、この「オーマラ」という言葉の意味は・・・どうかお察しください(笑)。
分かる方は胸のうちに留めておいてください・・・。
ま、各地にはいろんな信仰がありますよね。民俗学は、いろんなことを調べます(^^;
「鳥追い」は、集落から害鳥を追い出し、豊作を祈る行事です。
子どもたちが太鼓を打ち鳴らしながら、鳥追い歌を歌いながら桑取川まで行きます。
帰りは、物音を立てると、追い出した害鳥が戻ってくると言われているので無言で帰ります。
鳥追いでは、ツアー参加者も一緒に歩くのですが、満天の星空がとても綺麗でした。
桑取と上越高田は、距離的には近いですが、星の見え方が違いました。
真冬で空気が澄んでいたということもあるかもしれませんが、すぐそこに、無数の煌く星があって掴めそうな感覚に陥るほど。涙が出そうなくらい、感動したのを憶えています。
桑取のような星空の軌跡を、見事に撮影できたら凄いでしょう!
真冬にくわどりゆったり村に泊まって、じっくり構えてみたいですね。